クリスマス＆ニューイヤー休暇 in シチリア島＆マルタ（2021-2022) ⑨ Cataniaカターニア

大晦日31日は、大人しくカターニアの街を見てまわることに。バスや電車があてにならないことから、一番無難な作戦を練ってみました。午前中は、Fontana dell’Amenanoの噴水の裏にあるPescheria di Catania フィッシュマーケット（こちら、お昼には終了します）へ行き、Teatro Romano di Catania ロマーノ劇場を見学しました。ここカターニアにはいくつか劇場があって、史跡として２つ見学しました。入口より地下に広がる舞台と観客席のせり上がりが、何とも地形を利用しているというか、当時のこの辺りはどんな地形だったのか気になるので、後でお勉強しようと思います。16世紀にオペラをこの劇場で…と想像するととっても素敵で高貴なことなんだろうなと思えました。夜に見たCathedral of Sant’Agataやドゥオモ広場もまた違う昼の表情があります。

サルバトーレ・トマセッリ通りを北に歩くと見えてくるのが、Villa Belliniベッリーニ庭園。ここカターニアは数々のオペラを残した作曲家ベッリーニの生まれた地。色々なところにベッリーニが登場します。劇場もありますよ！とにかく、この庭園でランチをと決めていたので、コーヒーと食べ物をテイクアウトしたいと思っていたところに、カフェが。Insigne Cafe – Via Santa Maddalena という、Via Etna側ではない入口の角にあるカフェに入ってみました。イタリアのカフェは注文方法が何通りかあり、観察する必要があります。よくあるカフェのようにショーケースをチラ見しながら、ショーケース越しにちゅうもんする普通のパターン。もう１つは、ショーケースと離れた所に注文レジコーナーがあり、そこで最初に注文すると、その係の人がショーケースの向こうにいる人に伝達する / またはそのレシートを係の人に渡すタイプ。ここは、後述だったので、最初にショーケースをざっと見て、お姉さんにアランチーニとクロワッサンが欲しいと伝えると、種類を教えてくれて、ピスタチオのアランチーニと最後の１つのデニッシュを注文。あとはコーヒーを頂くことに。テイクアウトにするとコーヒー含めて、全て包装紙に包んでくれます。テラスで頂くこともできるので、お勧めです！

お昼の後は、海岸沿いを歩いてみることにしました。この地図の右側のSS114沿いは歩道が広く、サンセット前は歩く人も多くいます。疲れた場合はバスも走っているので、帰りはバスでも良いかもしれません。因みに、左下の緑の箇所がベッリーニ庭園です。VIalle XX Settembre XXセッテンブレ通りから Corso Italia コルソ・イタリアを通ると海岸沿いに出ます。

サンセットを見て、一度ホテルに戻って22時頃にまた街に出ることにしました。カターニアの年越しはどんな感じでしょうか？
街に出てみると、、、人がまばらで、、、何かあるのか？？？何もない年越しなのか？？？という感じさえしてきました。やはりこのコロナ禍で、イベントは大々的に告知などされていません。とりあえず、広場で待ってみることにしました。ちょっとお腹もすいていたので、Scirocco Sicilian Fish LabのCartoccio di Mare senza spine 骨なしの魚介のフリットをBOXでテイクアウトして、頂きました。ここは、タコのサラダも美味しいと評判で、大晦日の夜も営業しており、とてもフレンドリーに接客してくれました。やはり、コロナ禍でイベントの規制も厳しくなったこともあり、大々的に年越しカウントダウンはありませんでしたが、色々な所で花火が打ち上げられ、爆竹があちこちで鳴らされ、見知らぬテクノミュージックとシャンパンボトルを持参したカップルと仲良くなり、何とか無事にカターニアで年を越せました！

2022年、元旦なので、太陽を拝みにビーチへ。これまでビーチは数々見てきましたが、サラサラの砂浜ビーチに滅多にお目にかかれず、初めてといって良いほどかもしれません。La Playa Beach 全長18kmのビーチ、終わりが見えませんでしたが夏場はかなりの人出になるんだろうなと思いました。砂も水もとても綺麗で、おまけに反対側にはエトナ山。日本の富士山を拝むような、縁起の良い1年になりますように。

街に戻って、素敵な劇場を撮影。通るたびに街中にローマ時代の劇場なんて、すごいな〜と思っていましたが、夜で写真を撮れていなかったのでこのタイミングで撮影。突然現れるので驚きます。
Anfiteatro Romano di Catania 是非訪れてみてください。地下に見える大変貴重な歴史の一部です。そして、またまたベッリーニ庭園に戻ってきました。ここは結構広くて、先日のランチでは全てみきれていなかったので、もう少し歩いてみてみることにしました。

翌日は、バスを予約してSicilia Outlet Village へ。シチリアの色々な所からバスが出ていて、観光ツアーには必ず盛り込まれている有名なアウトレットです。新年早々、日曜日に営業しているか不安だったので、前もってメールで尋ねておいたので安心。曜日によりバスの本数が違うので、気をつけてくださいね。バスは、Cataniaの駅の近くのターミナルが始発で、その次のCatania Piazza Paolo Borsellino という、ドゥオモ広場の南側にあるターミナルからも乗れます。行き先はDITTAINOで、Outletに行く人と、その先に行く人が一緒に乗るので、降りるのを忘れないように！

この旅で一番の人を見ました。コロナ禍で人混みは避けるようにと思っていましたが、そこまでの人混みはなかったので、ここには驚きました！いる所には人はいるのだと。。。そして各お店への入店人数制限。。。あちこちに行列があり、どの列がどの店の列か不明です。GUCCIやPRADAにはもちろん長蛇の列。入店までに２時間。店それぞれのルールがあり、体温を測る店もあります。大変なのは飲食店。もっと並んでいて、、、諦めました。そこでコーヒーブレイクをして後半戦へ。1店舗に入るのに2時間待ちですから、沢山は回れません。イタリアの家族は親戚家族5.6人で来て、電話で連絡しながら上手く攻略してました。ハイカー君は興味もないので、早々に近くにハイキングに出掛けていきました。

市内に戻り、シチリア島で最後の夕食です。明日はマルタに向けて出発です。Il Borgo di Federico というCastello Ursinoの近くのシチリア料理のお店へ。安くて美味しくて、ただ、量が半端なく、、、頼みすぎました。ティラミスをデザートに食べる予定が断念。。

Penne alla Normaはカターニアの名物ということで、注文してみました。チーズどっさりでしたが、ナスが美味しくて！このピザ、ボロネーゼ何とか、というのを注文したのですが、来てみると卵が乗った面白いものが来ました。。。注文と違うものですが、良しとして頂いちゃいました。サラダ、、、大きかった！トマトもこれでもか！と乗っていて、久々の野菜が嬉しかったのですが、感触は無理でした。ということで、大人数でシェアをお勧めします！満腹を過ぎたので夜の街を少し遠回りして帰ることに。。。ただ、ティラミスが忘れられず、、、後で食べようとテイクアウト。女のデザートへの執念は恐ろしいのです！